えみりん「前回に引き続き、有価証券についての講義よ。」 すだっち「分かりました。」 えみりん「有価証券を売ったら、利益が出たのか損失が出たのか結果を割り出す必要があるのよ。」 すだっち「”売りだ!””買いだ!”とか言ってますよね。」 えみりん「基本的には利益を出す為に有価証券を購入して資金の運用に当てるわけだけど、必ずしも利益を出せるとは限らないのよ。」 すだっち「まあ、簡単に利益を出せるのなら、投資家が全員儲かるってことになっちゃいますね。」 えみりん「パイの大きさは一定だからね。必ず勝つ者と負ける者が存在するのよ。」 すだっち「うおぉ!なんか単なる簿記講座かと思いきや、厳しい話になってきましたね。」
えみりん「じゃあ、株式の売却の仕訳を見てね。損したのか得したのかがポイントだよ。」
【例題 1】 群馬商事は、売買目的で千葉物産の株式を1株につき¥10,000で20株を買い入れて手数料¥20,000とともに現金で支払った。
【例題 2】 群馬商事は、取得した千葉物産の株式を1株につき¥12,000で10株を売却した。代金は現金で受け取った。
えみりん「購入した株式は手数料¥20,000を足して¥220,000、つまり1株¥11,000ってこと。1株¥12,000で売ったのだから1株につき¥1,000の利益が出る計算になるのよ。じゃあ今度は公社債の売却を見てね。」
【例題 3】 東京商事は、売買目的で多摩物産の社債・額面総額¥1,000,000を額面¥100につき¥98で買い入れて、代金は小切手を振り出して支払った。
【例題 4】 東京商事は、売買目的で取得した多摩物産の社債のうち、額面総額¥500,000を額面¥100につき¥97で売却し、代金は月末に受け取ることにした。
えみりん「@¥98で買ったものを@¥97で売ったのだから当然1口につき¥1損が出るよね。額面総額¥500,000を額面¥100で割ると5,000口。¥1×5,000口=¥5,000。よって¥5,000の売却損となります。」 すだっち「売却して損が出るのは辛いですね・・・。」 えみりん「有価証券の売買で発生した未収・未払いは、未収金勘定か未払金勘定で計上してね。」
<次回更新に続く> 簿記講座バックナンバー
最終更新日: 2008年10月12日(日) 01:40 JST; 1,246 閲覧件数