54.有形固定資産の売却って何ですか?
固定資産を売却した場合は利益が出たのか損失が出たのか明らかにします
えみりん「何らかの理由で建物・備品・車両運搬具・土地などの有形固定資産を売った場合は、得したのか損したのか明確にする必要があるよ。」
すだっち「僕は前に車を売った事がありますけど、買った時の価格より買い取り価格の方が低いので損を出したことがあります。あ、あと本やゲームソフトをブ○○○○に売った時も結果的には損してますねー。」
えみりん「そういうのは減価償却していないから実質損かどうかわからないけどね。」
すだっち「まあゲームは値段分楽しんだかもしれないですけど。」
えみりん「固定資産を売却した時は帳簿価額と売価を比較して結論を出すんだよ。基本的に土地以外は年数が経てば経つほど価値が下がるからね。儲かった時は固定資産売却益(収益)、損したときは固定資産売却損(費用)として考えるんだよ。」
|
得した時:固定資産売却益
損した時:固定資産売却損 |
えみりん「仕訳は減価償却のときと同様、直説法と間接法があるよ。まずは問題を見てみてね!」
【問題】儲かった時(直説法)の仕訳
帳簿価額¥10,000の備品を¥15,000で売却した。代金は現金で受け取った。なお減価償却は直説法で記帳している。
【解答】
| (借) | 現 金 15,000 | (貸) | 備 品 10,000 | |
| 固定資産売却益 5,000 |
えみりん「売価(15,000)-帳簿価額(10,000)で¥5,000得したってことだよ。儲かった時(直説法)の仕訳の雛形は以下のようになるよ。」
| (借) | (現金等) ○○○ | (貸) | (有形固定資産) ○○○ | |
| 固定資産売却益 ○○○ |
えみりん「じゃあ次は損を出した時の仕訳問題を見てみてね!」
【問題】損した時(直説法)の仕訳
帳簿価額¥10,000の備品を¥5,000で売却した。代金は現金で受け取った。なお減価償却は直説法で記帳している。
【解答】
| (借) | 現 金 5,000 | (貸) | 備 品 10,000 | |
| 固定資産売却損 5,000 |
えみりん「売価(5,000)<帳簿価額(10,000)だから、¥5,000損したってことだよ。損した時(直説法)の仕訳の雛形は以下のようになるよ。」
| (借) | (現金等) ○○○ | (貸) | (有形固定資産) ○○○ | |
| 固定資産売却損 ○○○ |
えみりん「じゃあ、次は間接法を見ていくよ。問題を見てね!」
【問題】儲かった時(間接法)の仕訳
取得減価¥2,000,000、減価償却累計額¥900,000の建物を¥1,400,000で売却して代金は月末に受け取ることになった。なお減価償却は間接法で記帳している。
【解答】
| (借) | 減価償却累計額 900,000 | (貸) | 建 物 2,000,000 | |
| 未収金 1,400,000 | 固定資産売却益 300,000 |
えみりん「間接法は固定資産の取得減価と減価償却累計額を記入する点が、直説法と違うんだよ。仕訳の雛形を見てね。」
| (借) | 減価償却累計額 ○○○ | (貸) | (有形固定資産) ○○○ | |
| (現金等) ○○○ | 固定資産売却益 ○○○ |
えみりん「次は損した時の間接法の仕訳の問題を見てね!」
【問題】損した時(間接法)の仕訳
取得減価¥2,000,000、減価償却累計額¥900,000の建物を¥600,000で売却して代金は月末に受け取ることになった。なお減価償却は間接法で記帳している。
【解答】
| (借) | 減価償却累計額 900,000 | (貸) | 建 物 2,000,000 | |
| 未収金 600,000 | ||||
| 固定資産売却損 500,000 |
えみりん「売却時の帳簿価額は¥1,100,000(2,000,000-900,000)の建物を¥600,000で売ったのだから、¥500,000損したってことだよ。仕訳の雛形を見てね!」
| (借) | 減価償却累計額 ○○○ | (貸) | (有形固定資産) ○○○ | |
| (現金等) ○○○ | ||||
| 固定資産売却損 ○○○ |
えみりん「次回は期中の固定資産の売却についてみていきます!」
すだっち「減価償却累計額って、なんだか老化を数値で表した感じですね。」
