50.商品売買の決算整理って何ですか?
商品売買による利益を明らかにします
えみりん「そもそも簿記というのは、経営成績と財政状態を明確にすることなのよ!」
すだっち「何ですかいきなり。言ってみれば売り上げの具合と財産がどれだけあるかですよね?」
えみりん「つまり決算において、商品の売買による損益と在庫を明らかにする必要があるのよ。」
すだっち「売り上げがいくらあって、利益がどのくらい出たか? そして商品はどれぐらい残っているのか?」
えみりん「商売は、商品を仕入れてそれに利益分をのっけてお客さんに売るのよ。その利益分がまさに企業やお店の儲けとなるわけね。」
すだっち「安く仕入れて高く売る!いやあぼろ儲けですねえ(ウハウハ)」
えみりん「このところ不景気だから利益を出すのは大変だけどね。お客さんは、"得したな" とか "これは楽しそうだ" とか思わないとお金を出してくれないのよ。」
すだっち「お客さんの心をつかむことが大事なんですねえ。うちの事務所もうかうかしてると倒産の危機が訪れますよ!」
えみりん「話が脱線しそうだから、商品売買の決算の話にもどるわよっ。」
【例題 1】
次の資料において、売上総利益を明らかにしてください。
- 期首商品棚卸高 ¥200,000
- 当期商品仕入高 ¥4,000,000
- 期末商品棚卸高 ¥400,000
- 当期売上高 ¥4,800,000
【解答】
1,000,000
えみりん「商品売買による損益を売上総利益というんだよ。売上総利益を算出するには、次の公式が成り立ちます。」
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売上総利益=売上高-売上原価 |
えみりん「売上原価とは、売り上げた商品の原価、元値のことだよ。」
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売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高 |
えみりん「上記の公式を問題に当てはめるとこうなるよ。」
4,800,000(売上高)-3,800,000(売上原価)=1,000,000(売上総利益)
えみりん「また、売上原価の出し方はこうだよ。」
200,000(期首商品棚卸高)+4,000,000(当期商品仕入高)-400,000(期末商品棚卸高)=3,800,000
すだっち「なんか、難しそうですねえ。」
えみりん「そんなことないよ、売上から商品の元値を引いただけだよ。公式をあてはめればいいんだよ。」
すだっち「そ、そうですか。」
【決算整理仕訳】
えみりん「補足として、仕入勘定で売上原価を計算するための仕訳だよ。次の問題を見てね。」
【例題 2】
次の資料において、決算整理仕訳をしてください
- 期首商品棚卸高 ¥100,000
- 当期商品仕入高 ¥420,000
- 期末商品棚卸高 ¥140,000
| 【解答】 | ||||
| (借) | 仕 入 100,000 | (貸) | 繰越商品 100,000 | |
| 繰越商品 140,000 | 仕 入 140,000 | |||
えみりん「三分法で仕訳をした場合、決算で繰越商品勘定を用いて決算整理をする必要があるよ。期末商品棚卸高を明確に計上するための仕訳だよ。この仕訳を公式として覚えるといいよ。」
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