10.小口現金って何ですか?
細かいお金のやり取りを管理します
えみりん「今回は小口現金についての講義よ。」
すだっち「はい。お願いします。」
えみりん「普通は現金(資産)などは会計係や経理係が管理するんだけど、細かい経費はそれとは別に管理するの。」
すだっち「別の係がいるんですね。」
えみりん「そう、例えば交通費や雑費などの毎日のように発生する少額の支払いは小口係、または用度係が管理するの。まず、会計係が一定の金額を用度係に渡しておくの。この用度係に渡すお金を小口現金っていうのよ。そうしたら今度は用度係が毎日の支払いを記録して、月末や週末などの一定の期間が来たら会計係に支払額の報告をするの。用度係から報告があったら、会計係が支払額と同額のお金を用度係に補給するの。この一連のシステムを定額資金前渡制度(インプレッションシステム)っていうの。用度係から支払いの報告があった際は小口現金(資産)勘定で仕訳するのよ。」
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小口現金とは | 会計係から預かる、毎日の少額の決済用のお金 |
えみりん「じゃあ、会計係から用度係に資金の前渡をするときの仕訳を見てね。」
すだっち「分かりました。」
【例題1】
定額資金前渡制度を採用する為、用度係に小切手50,000円を振り出して渡した。
| 【解答】 | ||||
| (借) | 小口現金 50,000 | (貸) | 当座預金 50,000 | |
えみりん「小口現金は資産だから、当然借方に記入するわね。」
すだっち「はい。」
えみりん「じゃあ、用度係が支払いをしたときの仕訳を見てね。」
【例題2】
用度係は雑費1,000円を支払った。
| 【解答】 | |||
| 仕訳無し | |||
すだっち「なんかズルイ問題ですね! 仕訳無しですか!」
えみりん「あんまり、そこのところは突っ込まないで!要は会計係が報告を受けた時に初めて仕訳するのよ。この段階ではまだなの。最後は支払報告と補給の仕訳を見てね!」
【例題3】
用度係から次の支払報告があり、支払額と同額の小切手を振り出して補給した。
交通費 10,000円
雑費 5,000円
| 【解答】 | ||||
| (借) | 交通費 10,000 | (貸) | 当座預金 15,000 | |
| 雑 費 5,000 | ||||
すだっち「交通費、雑費は費用だから借方に来てるのですね。」
えみりん「そうよ。だけど報告と補給が同時になる場合は借方貸方ともに小口現金勘定も実は存在してるの。【例題3】の場合だったら、借方貸方ともに小口現金 15,000が記入されてるのよ。」
すだっち「でも上の解答には書いて無いですねえ。」
えみりん「この場合は相殺してるから書いてないのよ。借方貸方両方に同じ勘定があるから消しちゃってるの。ちょっと分かりにくいかもしれないけど、しっかり覚えてね。」
すだっち「はい、分かりました。」
| 【解答】小口現金を相殺していない場合 | ||||
| (借) | 交通費 10,000 | (貸) | 小口現金 15,000 | |
| 雑 費 5,000 | 当座預金 15,000 | |||
| 小口現金 15,000 | ||||
